習体制と地方の内政リスク振り返る
中国山西省太原市で発生した連続爆発事件に、習近平指導部は衝撃を受けています。中長期の政策方針を示す党中央委員会第3回全体会議(3中全会)を開く直前でのタイミングであるうえ、10月28日の天安門突入事件後の厳戒態勢にもかかわらず、党・政府に公然と反発する事件が再び起きました。指導部はほかの地方にも波及しかねないとみて、全国規模で警備を強化し始めました。地方幹部の腐敗や経済格差などに対する人々の不満はたびたびストや暴動の形となって噴出してきました。これまでの経緯を振り返りました。