静岡の女性2人殺害、二審も死刑 東京高裁
交際相手の女性と妻を殺害したとして、強盗殺人罪などに問われたリフォーム業、桑田一也被告(46)の控訴審判決が10日、東京高裁であり、山崎学裁判長は「強固な殺意に基づく冷酷かつ残虐な犯行で、一審判決が重すぎて不当とは言えない」と述べ、死刑とした一審・裁判員裁判の静岡地裁沼津支部判決を支持、被告側控訴を棄却した。
判決理由で山崎裁判長は「被告は好き勝手な女性関係を続け、都合が悪くなると邪魔者とみて殺害した。動機は身勝手で短絡的だ」とした。
一審判決によると、桑田被告は2005年10月、990万円の返済を免れるために交際相手の日比野かおりさん(当時22)の首を絞めて殺害。10年2月には自宅で妻の紘子さん(当時25)を絞殺し、遺体を民家の倉庫に隠すなどした。