ジャンプ高梨、「金」に向け好仕上がり 最終調整で100メートル越え
【ソチ=共同】ソチ五輪ノルディックスキーの新種目、ジャンプ女子の優勝候補で17歳の高梨沙羅(クラレ)が10日、試合会場(HS106メートル、K点95メートル)での最終調整で3回とも100メートルを越え、好仕上がりを示した。11日午後9時半(日本時間12日午前2時半)開始の本番に向け「3日間の練習で一番良かった。スピードもだいぶ戻ってきた」と自信をのぞかせた。
修正点に挙げた助走姿勢への入り方が「だいぶ固まった」との手応えを得て、最後は101.5メートルを飛んだ。30歳のダニエラ・イラシュコ(オーストリア)も2回目に101.5メートルをマークするなど引き続き好調で、金メダルを争う強敵になりそうだ。
19歳の伊藤有希(土屋ホーム)は1回目に100メートルを飛ぶなどまずまず。17歳の山田優梨菜(長野・白馬高)は79.5メートルが最長だった。