村上、羽生が笑顔で帰国 フィギュア世界ジュニア優勝
オランダのハーグで開催されたフィギュアスケートの世界ジュニア選手権で、5年ぶり2度目の日本勢アベック優勝を果たした女子の村上佳菜子(グランプリ東海ク)と男子の羽生結弦(宮城ク)が15日、ともに笑顔で帰国した。
愛知県の中部国際空港で大勢の報道陣に出迎えられた村上は「こんなに人が多いのは初めて。すごいことだと実感した」と驚いた様子。バンクーバー冬季五輪銀メダリストの浅田真央(中京大)が以前師事した山田満知子コーチに習う"真央2世"は「フリーでも2連続3回転ジャンプを跳べるようにしたい」と力強く成長を誓った。
成田空港に到着した羽生は、五輪で高橋大輔(関大大学院)が銅メダルに輝いたことが「励みになった」と明かし、「自分もそれ以上のメダルを五輪で取りたいと思うようになった。4回転ジャンプも将来的にはやっていきたい」と話した。
ともに15歳で、4年後のソチ五輪に向けた期待の星。4月には、村上が浅田の母校の愛知・中京大中京高、羽生は荒川静香さんの出身校の宮城・東北高と地元の高校に進学する。〔共同〕