米国務次官補、北朝鮮後継巡り日韓と協議へ
【ワシントン=弟子丸幸子】キャンベル米国務次官補(東アジア・太平洋担当)は28日、北朝鮮の金正日総書記の後継者にジョンウン氏が決まったことに関し、人物像を巡る情報がほとんどないとし「注意深く(情勢を)見守っていく」と語った。今後の対応などを巡って関係国との緊密な連携が重要だと強調。来週に日本と韓国を歴訪して今後の対応などを協議する考えを示した。
ワシントン市内の民間シンクタンクの会合で語った。ジョンウン氏について「驚くほど何も分かっていないのが本当のところだ」と言及。「27歳か28歳ぐらいかと思う」「高等教育のある時期に留学していたと考えている」などとしたうえで「正直に言えば、他の皆さんと同様に、詳細(情報が出てくるの)を注視している」と語った。「いま重要なのは、地域の友好国と非常に深く協議していくことだ」とも主張し、日韓との情報交換に期待を示した。