ソー・テイン・ミャンマー工業相 新時代へ開放進める
ミャンマーは長い間、国際社会の問題となってきたが、新政府の開放政策により恒久的な変化に向けた新しい時代に入った。アジアや世界各国はミャンマー問題を前進させる時期に来ている。マクロ経済面では為替の変動相場制導入や金融・財政政策、公的支出管理、税制、国有企業の改革に着手した。海外からの直接投資を呼び込むため、インフラ面での障害を低減した経済特区も設立した。
会社登記を1日でできるワンストップサービスを提供している。国外からの投資に良好な環境をつくるための改革が実施されている。国内の(反政府的だった)少数民族との平和協定にも前進がみられる。近くミャンマー全土が平和になる。軍事支出を減らし、生産的な投資に振り向けることが可能になるはずだ。
ミャンマーは平和で発展した民主国家作りに向け、後戻りできないような措置をとった。具体的には(1)民主化への道をスムーズにするための国内外の政治的安定(2)経済発展の持続可能性(3)平和と全土の発展――の3つの確保に取り組んでおり、「アジアのライオン」としてこれからの好機をつかみ取っていきたい。アウン・サン・スー・チー氏とは政策や手法が違うが、国の発展や貧困の解消など目標は同じで協力できる。ミャンマー企業は技術や資本、管理手法が不足している。アジアで日本企業だけが持っている。
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