民主、細野・前原グループが議員争奪戦 同時刻に会合
民主党の細野豪志前幹事長は31日、国会内で自らを支持する議員らとの定例会合を開いた。「師弟関係」にあった前原誠司元政調会長とたもとを分かち、新グループ立ち上げを宣言してから初めての会合。階猛氏ら7人が出席し、細野氏は「政策をまとめるため、有識者から話を聞いていきたい」と話した。
ちょうど同じ時刻に前原氏の議員グループも国会内で会合を開いていた。細野氏の定例会は水曜日だったが、両グループを掛け持ちする議員もいたため、前原氏と同じ木曜日に移して踏み絵を迫った形。より結びつきの強い「派閥」のような集まりにする狙いがうかがえる。
一方、前原氏側の出席者は8人。これまで細野氏の会合に顔を出していた泉健太、小川淳也両氏も参加した。前原氏は「仲間に落選者もたくさんいる。生き残りに向けて支援しよう」と語った。落選者まで巻き込んだ綱引きが始まった。