前原外相、北朝鮮「内部の分析必要」
前原誠司外相は29日午前、北朝鮮の金正日総書記の後継者が事実上、三男のジョンウン氏(27)に決まったことについて「もう少し北朝鮮の内部をしっかり確認して分析しなくてはいけない」と述べ、情勢の変化を注視していく考えを示した。「色々と今、分析している」とも語り、核やミサイル、拉致問題などへの影響について情報収集を進める構えだ。臨時閣議後に首相官邸で記者団に答えた。
柳田稔拉致問題担当相は29日午前、北朝鮮の金正日総書記の後継者に三男ジョンウン氏が決まったことについて、首相官邸で記者団に「できるだけ早く正確な情報を集めてほしいと言っている段階だ」と述べた。そのうえで「(ジョンウン氏の)漢字すらわからなかった。そんなレベルだったから早く情報を集めようとお願いしている」と述べた。
日朝関係への影響については「まずは情報を集めてどういう状況なのか、それを基にして今後どうなるか考えなければならない時期なので、そこまで言えない」と語るにとどめた。