尾辻参院副議長、辞任意向伝える 遺族会会長に内定で
尾辻秀久参院副議長は28日、今国会閉幕後に辞任する意向を自民党参院幹部に伝えた。自民党の古賀誠元幹事長が日本遺族会会長を同日退任、副会長を務める尾辻氏が後任に内定したため、中立性を重視する副議長職を続けるのが困難と判断した。自民党は6月21日の国会会期末まで情勢を見極めるため態度を留保する。
尾辻氏は当選4回で、厚生労働相、自民党参院議員会長を歴任して2010年に副議長に就任した。古賀氏は02年から遺族会会長を10年間務めていた。尾辻氏が就任するまでは副会長の森田次夫元参院議員が会長代行を務める。