菅首相、創価学会系の美術館を訪問
菅直人首相は26日、公明党の支持母体、創価学会の池田大作名誉会長が設立した「東京富士美術館」(東京・八王子市)を訪れた。臨時国会のカギを握る公明党に秋波を送ったとの観測もある。
首相は「ポーランドの至宝」という展覧会を鑑賞。野口満成館長によると、首相は「すばらしい展覧会だった」と述べたという。与党内には「公明党との連携の意欲の表れ」との見方もあるが、公明党幹部は「魂胆がわかりやすすぎる。逆にやりにくい」と語った。
自公連立の2002年、当時の小泉純一郎首相が南アフリカ訪問時にSGI(創価学会インターナショナル)の展示場に立ち寄り、その後の公明党大会で、展示場で見た池田氏の撮影した写真が「強く印象に残った」と述べたことがある。