高市氏「発言慎む」 村山談話巡り
自民党の高市早苗政調会長は14日、過去の植民地支配と侵略を謝罪した1995年の村山富市首相談話に疑問を呈した自身の発言について「内閣の方針に反する発言が党から発信されることは慎みたい」と述べ、今後は発言を控える意向を示した。国会内で記者団に述べた。
高市氏は12日に村山談話に関して「侵略という文言を入れているのはしっくりきていない」と発言。政府・与党内から批判が相次いだが、13日の段階では「(村山談話に対する)個人的な見解は変わらない」と述べていた。
自民党内では石破茂幹事長が14日の役員連絡会で「誤解を招く発言は厳に慎んでもらいたい」と指摘。公明党の山口那津男代表も記者会見で「政府・与党として誤解を与えないように取り組んでいくのが大事だ」と述べた。