経団連、副会長4氏を発表 日立の中西社長ら
経団連は10日、新任の副会長と会長の諮問機関である審議員会の正副議長の人事を発表した。副会長には日立製作所の中西宏明社長(67)ら4氏が就く。経団連ナンバー2にあたる審議員会議長には三井不動産の岩沙弘道会長(71)を起用し、副議長にはキヤノンマーケティングジャパンの村瀬治男会長(74)ら6人が新たに就任する。
次期会長に内定している東レの榊原定征会長(70)とともに、6月3日の定時総会で正式に就任する。米倉弘昌会長は10日の記者会見で一連の人事について「たいへん実績のある経営者で、企業としても経団連の活動に貢献してきた方にお願いした。引き続き経団連の活動を支えていただきたい」と語った。
6月に任期満了で退任する副会長は日立の川村隆会長(74)、コマツの坂根正弘相談役(73)、NTTの三浦惺会長(69)、中村芳夫経団連事務総長(71)の4人。中村氏の代わりに企業トップが1人加わり、副会長の18人体制は維持する。
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