「主役は真央」「真の戦士」 世界のスケーターが賛辞
「今夜の主役は真央」「真の戦士だ」。ショートプログラム(SP)で大きく出遅れながら、フリーで完璧な演技を披露して10人抜きの6位になったフィギュアスケート女子の浅田真央選手(23)に、世界のトップスケーターたちがツイッターで賛辞を贈った。
フィギュアの「皇帝」と呼ばれ、ソチでも団体で金メダルを獲得したロシアのエフゲニー・プルシェンコ選手は、浅田選手がフリーで成功させたトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を称賛し、「真の戦士だ」と投稿した。
長野五輪で銀メダルに輝いた米国のミシェル・クワンさんはSP後「悲痛」と顔文字付きで書き込んだが、20日の会心の演技後は「永遠に忘れられないパフォーマンスだ」と喜んだ。バンクーバー大会で浅田選手に次ぐ銅メダルを獲得したカナダのジョアニー・ロシェットさんも「素晴らしいスケート」と興奮気味に書き込んだ。
五輪で2回銀メダルを獲得したカナダのエルビス・ストイコさんは、メダリスト3人にひと言ずつ触れながら「私にとって今夜の主役は浅田真央だ」と記した。
10代のころから浅田選手のライバルだった安藤美姫さんとみられるツイッターは「メダルよりも価値のある物を見せて、プレゼントしてくれたのかなと思います」との言葉を送った。〔共同〕