「セクハラサイコロ」で罰ゲーム 埼玉の男性小学教諭
埼玉県入間市の市立扇小学校で、男性教諭(59)が担任する6年の児童に罰ゲームと称してキスしたり抱きつこうとしたりしていたことが27日までに学校などへの取材で分かった。「キス」「ハグ」などと記した手製のサイコロを振らせて罰を決定。自分で「セクハラサイコロ」と呼んでいた。市教育委員会は安中高明校長と教諭を厳重注意した。
扇小などによると、教諭は児童が教室で騒いだりした際、サイコロを振らせていた。サイコロは男子用と女子用があり「鼻くそ」「顔面ケツタッチ」、教諭と恋人同士だと宣言しながら指切りをする「恋人指切り」などの目があった。ほかに「殴り棒」と呼んでいた指示棒で児童の頭をたたいたこともあった。
教諭は市教委の調査に「子どもが喜ぶからサービス精神でやった」と釈明。前任の小学校でも同様のことをしていたという。扇小は25日、臨時保護者会を開き謝罪した。
安中校長は「サイコロの呼び方だけでも、教員として絶対にやってはいけないこと。子どもや保護者に嫌な思いをさせてしまい、深く申し訳ない気持ちだ」としている。〔共同〕