村上元労相が再審請求へ KSD汚職事件
旧ケーエスデー中小企業経営者福祉事業団(KSD)をめぐる汚職事件で受託収賄罪に問われ、懲役2年2月の実刑判決が確定し、服役を終えた村上正邦元労相(80)が7月以降、東京地裁へ再審請求することが17日、関係者への取材で分かった。公判で無罪を主張し続けていた。
村上元労相は1996年、旧KSDの元理事長(有罪確定後に死去)から職人育成のための「職人大学」設置について有利な代表質問をすることなどを依頼され、報酬5千万円を受領。事務所の家賃約2200万円の肩代わりも受けたとする判決が確定している。〔共同〕