大宅賞に森さんと増田さん 被災地の子どもたちも受賞
第43回大宅壮一ノンフィクション賞(日本文学振興会主催)は10日、増田俊也さんの「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」(新潮社刊)、森健さんの「『つなみ』の子どもたち」(文芸春秋刊)と「つなみ 被災地のこども80人の作文集」(同)に決まった。作文を寄せた子供たちも受賞者となる。賞金は各100万円。贈呈式は6月、東京都内のホテルで。
森さんは1968年東京生まれ。宮城、岩手両県の被災地の幼児から高校生まで80人が参加した「作文集」を企画・取材、その後を取材したルポ「『つなみ』の子どもたち」を発表した。
増田さんは65年生まれ。日本柔道史上「最強」の男の数奇な人生に迫った。〔共同〕