河野洋平氏「党内に『宮沢いじめ』の雰囲気あった」
(9月27日付朝刊 日曜に考える・政界面関連インタビュー)
1993年の通常国会は衆院小選挙区比例代表並立制の導入が柱の政治改革関連法案が最大の焦点となった。自民党最大派閥の旧竹下派を割った小沢一郎、羽田孜両氏が小選挙区制導入を訴え、慎重論を唱える梶山静六幹事長(当時)らとの権力闘争の色彩を帯びていた。5月、民放番組で法案成立を約束した当時の宮沢喜一首相は結果的に言葉を翻して断念。その後の内閣不信任決議案可決のきっかけとなった。官房長官として宮沢氏に仕え...