福島の溶けた核燃料 2021年取り出し開始に自信
編集委員 滝順一
政府と東京電力は6月、福島第1原子力発電所の廃炉に向けた中長期ロードマップを2年ぶりに改訂した。廃炉の完了を最長で2051年とする大枠は変えないものの、使用済み核燃料の搬出を4カ月~3年4カ月遅らせるなど見直した。今回の改訂では廃炉戦略の司令塔として原子力損害賠償・廃炉等支援機構が技術面での裏打ちをした。見直し判断の根拠などを同機構の山名元・副理事長に聞いた。
廃炉完了まで40年の目標は堅持 水中が無理なら空気中で作業
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