グノシーに続け 東大「松尾研」に集う起業家の卵
東大発スタートアップ(4)
スタートアップが次々と生まれる東京大学の中でも、起業といえばこの研究室というのが通称「松尾研」だ。日本の人工知能(AI)研究の第一人者で東大大学院工学系研究科の松尾豊教授が率いる。遠心力と求心力の絶妙な均衡のなか、次代の起業家が育っている。
後輩の憧れの的に
張鑫さん、中国出身、東大修士課程2年生の24歳。将棋のプロ棋士をめざして14歳で来日した。憧れのプロ棋士に勝ったAIに関心をもつ。千葉大学...
東京大学発のスタートアップが存在感を増している。2019年の企業数は268社と他大学と比べて群を抜く。東大発の起業家はなぜ増えているのか。そして彼らの強みは何か。既存の枠組みにとらわれず、自らの力で変革を起こそうとする東大生たちの姿を追う。