愛知で新たに21人感染　児童預かりスタッフ女性ら

愛知県と名古屋市などは7日、10～80代の男女21人の新型コロナウイルス感染を新たに確認したと発表した。このうち名古屋市の2人は、市が民間委託している放課後の児童預かり制度「トワイライトスクール」のスタッフの70代女性と、夫の70代男性。県内での感染確認は259人となった。

名古屋市によると、女性は3月26日に微熱とせきがあり、今月6日に熱が出た夫と一緒に医療機関を受診。3月25日から4月1日までの間の4日間勤務し、延べ67人の児童や同僚7人と接触した可能性がある。女性は肺炎の症状があるが、夫婦はいずれも軽症という。

名古屋市の10～80代男女9人のうち70代男性に肺炎の症状があるが、重症化はしていない。ほかの8人も発熱や倦怠（けんたい）感などがあるが、容体は安定しているという。9人中3人の感染経路が不明だ。

豊橋市によると、東京都の60代男性は、1日に新幹線などで妻が住む豊橋市内の自宅へ移動、2日に熱が出た。豊橋市の50代男性は、県がこれまでに感染を公表した人との接触があった。

県によると、長久手市の50代夫婦は、夫が3月30日に米国から帰国。その後、熱が出た。碧南市の50代夫婦は、妻が先に熱や味覚障害の症状が出たが、感染経路は不明という。

長久手市の夫婦は6日、ほか19人はいずれも7日に感染が判明した。〔共同〕