勝海舟と長崎 恋と師が深めた平和思想
江戸城の無血開城の立役者、勝海舟は常に戦いを避ける「ハト派」の生き方を貫いた。人生行路をたどると、30代、長崎海軍伝習所で深めた平和外交思想が源流になっているように見える。長崎で一体、何があったんだろう。
近代化に点火した海軍伝習所
幕末から明治維新にかけて、浮き沈みの激しいこの人の生き方を年譜として書き出してみる。
下級武士だった彼が幕末、江戸幕府の実質的な交渉責任者として官軍の西郷隆盛と話し...
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