受動喫煙防止条例が施行 千葉市 国より規制厳しく
千葉市は1日、市独自の受動喫煙防止条例を施行した。従業員を雇う飲食店は原則として店内で喫煙できなくなり、同日全面施行した国の改正健康増進法よりも厳しい規制を課す。千葉市は飲食店を見回る担当者を増員したほか、市民がLINEで違反を通報できるしくみを導入し、条例の実効性を確保する。
熊谷俊人市長は条例施行に先立ち、ツイッターで「飲食店を利用する人ももちろんだが、それ以上に働く従業員を守るのが特徴だ。市民も労働者も健康被害から守る」と投稿した。
客席面積が小さい飲食店は一定の条件を満たす場合に喫煙可能室を設置できるが、市への届出件数は現時点で130件程度にとどまっているという。