祖国と別れ、ごみと出合った リサイクルの革命児
米テラサイクルCEO トム・ザッキー
「世の中から捨てるという概念をなくす。それが創業当初から一貫した我が社のパーパス(存在意義)だ」
米テラサイクルの創業者で最高経営責任者(CEO)のトム・ザッキー(38)は相手の目を真っすぐ見つめて熱く語る。場所は使用済みペットボトルの壁で仕切られた"重役室"のなか。「ここにあるものすべてが元はゴミ。信じられないでしょ」。
重厚な会議机をよく見ると、真ん中に小さい穴が2つ開いている。「古い冷蔵庫
斬新な発想で地球規模の問題解決やビジネス創造に挑むリーダーらを取り上げます。1980年代以降に生まれたミレニアル世代、それに続くZ世代の旗手を国内外で取材。社会に変革を起こす挑戦者たちの世界観に迫ります。