雪の外出自粛2日目 少ない人出
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、東京都や首都圏の各県による外出自粛要請が出されて2日目の29日、都内の繁華街や観光地では季節外れの雪が降ったことも影響し、人出が大幅に減った。
多くの若者が集まる東京・秋葉原は、一部で積雪が見られ、通常より人影は少なかった。秋葉原で勤務する埼玉県和光市の男性(20)は「いつもの日曜と比べて2割程度の人通り。天気のせいもあると思うが、こんなに少ないのは珍しい」と驚いていた。
東京タワー(東京都港区)は時間を短縮した上で展望台などの営業を継続。しかし、客はわずかで従業員も手持ち無沙汰な様子だった。横浜市金沢区の女性(36)は「幼稚園児の息子が家で大騒ぎするので、ドライブがてら来たが、中には入らず帰る」と話していた。百貨店や映画館の多くはこの日も臨時休業した。
外出自粛要請は大阪府や福岡県、熊本県でも出された。埼玉県の大野元裕知事は29日、30日以降も不要不急の用件で都内に行くことを避けるよう呼びかけた。出勤自粛は要請しなかったが、時差出勤や在宅勤務を奨励し、数人以上の会食や夜間の外出も見合わせるよう求めた。〔共同〕
新型コロナウイルスの感染症法上の分類が2023年5月8日に季節性インフルエンザと同じ「5類」に移行しました。関連ニュースをこちらでまとめてお読みいただけます。
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