米、失業保険申請が過去最高に 前週の11倍に拡大
【ワシントン=長沼亜紀】米労働省が26日発表した新規の失業保険申請件数(季節調整済み)は、21日までの1週間で328万3千件となり、前週(28万2千件)の11.6倍と急増した。これまでの過去最大は82年10月の69万件で、リーマン危機直後でも09年3月の66万件が最高だった。新型コロナウイルスの感染拡大で経済活動が大きく制約されており、雇用情勢が急激に悪化している。
ダウ・ジョーンズまとめの市場予測(150万件程度)を大幅に上回った。宿泊、レストラン、などサービス業で解雇が急増しているほか、自動車など製造業の一部も生産を一時休止しており、雇用情勢は急速に悪化している。
米ゴールドマン・サックスは現在3.5%の失業率も、7~9月期には9%まで上昇するとみる。
新型コロナウイルスの感染症法上の分類が2023年5月8日に季節性インフルエンザと同じ「5類」に移行しました。関連ニュースをこちらでまとめてお読みいただけます。
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