「感染防止で団結」 新型コロナ、5知事がテレビ会議
東京都の小池百合子知事は新型コロナウイルスの感染拡大を受けて26日、神奈川、千葉、埼玉、山梨の4知事と約20分間のテレビ会議を開いた。感染拡大を食い止めるため5都県で足並みをそろえ、不要不急の外出自粛などを住民に求める共同メッセージを採択した。
午後7時、都庁7階にあるテーブルに小池知事がつき、正面に置かれたテレビ画面上に各知事の顔がそろうと会議は始まった。冒頭で小池知事は「感染拡大を防ぐためには一致団結しないといけない」と連携の重要性を訴えた。
若年層の慎重な行動、不要不急の外出の自粛、イベントなどの自粛――など、小池知事は準備した共同メッセージ案に盛り込んだ住民への要請内容について説明。埼玉県の大野元裕知事は「ロックダウン(都市封鎖)をもたらさないためにも首都圏で連携するのが極めて大事」と同調。千葉県の森田健作知事も「共同で方針を示して、新型コロナウイルスに立ち向かっていくことが重要」と強調した。
神奈川県の黒岩祐治知事は「(症状がでにくい)若者が緩んでいると実感している」と危機感を示した。山梨県の長崎幸太郎知事も「自治体の枠を超えて全員で連携しなければならない」と訴えた。
小池知事は一部の知事から出た文言の修正を加えて共同メッセージをとりまとめ、「見えない敵になんとしても勝つように、連携していく」と会議を終えた。
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