週末の外出・上京自粛を 首都圏知事など相次ぎ要請
新型コロナウイルスの感染が東京都内で急拡大していることを受け、神奈川県や千葉県など首都圏の知事が26日、県民に対し、週末の不要不急の外出や都内への移動を控えるよう相次いで呼びかけた。
神奈川県の黒岩祐治知事は県民へ緊急メッセージを発表し、4月24日までは不要不急の外出を控えるよう求めた。特に今週末の外出自粛を強く訴えている。埼玉県の大野元裕知事も今週末の外出を控えるよう県民に要請した。
千葉県の森田健作知事、山梨県の長崎幸太郎知事、栃木県の福田富一知事、群馬県の山本一太知事はそれぞれ、週末に都内や東京方面への不要不急の移動は控えるよう県民に求めた。
宮城県の村井嘉浩知事も報道陣を通じて「この週末は急用でなければ関東方面に行くのは控えてほしい」と呼びかけた。静岡県の川勝平太知事も東京都などを念頭に「感染が拡大している地域への不要不急の移動はできるだけ避けるようお願いする」と話した。
東京都は26日、隣接する神奈川、千葉、埼玉、山梨の4県に対し、住民に不要不急の外出の自粛を求めるよう協力を呼びかける。同日夜に小池百合子都知事は4県の知事とテレビ会議を開き、共同メッセージについて協議する。
都内では連日、新型コロナの感染者数が過去最多を更新している。小池氏は25日に開いた緊急の記者会見で「感染爆発の重大局面にある」と説明し、4月12日までは週末の外出を自粛し、平日もできるだけ在宅勤務して夜間の外出を控えるよう都民に呼びかけた。
新型コロナウイルスの感染症法上の分類が2023年5月8日に季節性インフルエンザと同じ「5類」に移行しました。関連ニュースをこちらでまとめてお読みいただけます。
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