金融機関、人事異動の延期相次ぐ 新型コロナで顧客対応優先
三井住友が1カ月
金融機関で春の人事異動を先延ばしする動きが広がっている。三井住友銀行は数千人規模の異動を約1カ月延ばし、政府系の日本政策金融公庫も発令を遅らせる措置をとった。年度末を控え、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で資金繰りの不安を抱える取引先も多く、担当者を継続させて顧客対応を万全にする。
各行では3月末から4月初旬にかけ、大規模な人事異動が定例化している。取引先の事情に詳しい担当者が代わると継続的な...
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