関電の幹部人事「提案したい」 大阪市長
役員報酬補填問題
関西電力が東日本大震災後に減額していた役員報酬の一部を退任後に補填していた問題で、筆頭株主の大阪市の松井一郎市長は17日、「本当にとんでもない話だ。経営陣の中に、我々の思いを持つ人を提案していきたい」と述べた。役職については「例えば監査役や社外取締役」としたが、具体的な人名には言及しなかった。
同日、大阪市役所で記者団の取材に応じた。松井氏は株主代表訴訟の提起について今後の体制を見極めた上で判断するとしている。関電は今後、補填を受けた18人に返還を求めるが、松井氏は「この状態で返さないという選択肢はないと思うが、返してくれなかったら(代表訴訟を)考える」と話した。