神奈川・茅ケ崎市、歴史文化交流館を建設 22年開館
神奈川県茅ケ崎市は2022年の開館を目指し、市内に市歴史文化交流館(仮称)を整備する。老朽化が進行する市文化資料館(同市)の機能を移転・拡充する。茅ケ崎市の歴史や文化を記録する資料を収蔵するほか、展示室や交流スペースなども設け、市民が気軽に立ち寄り学べる施設にする。
20年度一般会計当初予算に整備事業費として約10億8000万円を計上した。20年度に着工する。2階建てで、延べ床面積は約2000平方メートル。茅ケ崎市によると「今後、市民らから愛称を募集することを検討している」という。
整備予定地の近くにある国の指定史跡「下寺尾官衙遺跡群(しもてらおかんがいせきぐん)」とも連携し、出土品を紹介したりする。同史跡には約1300年前に当時の役所「郡衙」のほか、船着き場などがあったとされる。
市歴史文化交流館の開館にともない、市文化資料館は解体する。