ラグビー福岡、7人制候補合宿合流 「決定力示す」
ラグビー・ワールドカップ(W杯)日本大会で活躍し、7人制代表として東京五輪への出場を目指す福岡堅樹(パナソニック)が大分県別府市での代表候補合宿に参加している。新型コロナウイルスへの感染防止のため、6日にインターネット電話で行われた代表取材に対応。「五輪に照準を合わせて少しずつ上げていきたい。決定力には自信を持っているのでアピールしたい」と抱負を語った。
1月に左膝を負傷し、代表への合流は遅れた。3月1日までの東京都内での合宿に初参加。現在も別メニューでの調整が続くが「だいぶいい状態に戻っている。真っすぐ走ることは100%に近い」と説明する。7人制転向に併せ、「体をパワーからスピードに少しシフトさせる」と肉体改造する考えも示した。
コロナウイルスの影響で予定されていた7人制の2大会が中止や延期になった。五輪までの実戦の機会が減ったが「限られた回数でより高いパフォーマンスを発揮する。焦らず、目の前のことに全力で臨みたい」と話す。
7人制ではリオデジャネイロ五輪にも出場し、4位入賞に貢献した。「7人制の地位を上げていければいいと思う。メダル獲得を目指したい」と意欲を燃やしている。(谷口誠)