審査員長に妹島和世さん 伊ベネチア国際建築展
5月からイタリア北部で開かれる「第17回ベネチア・ビエンナーレ国際建築展」で、建築ユニットSANAAの妹島和世さんが審査員長を務めることが29日までに明らかになった。事務局によると、日本人の審査員長就任は初めて。
妹島さんは1956年茨城県生まれ。ベネチア・ビエンナーレでは2004年、西沢立衛さんと組むSANAAで金獅子賞を受賞。10年には企画責任者であるキュレーターを個人で務めた。
10年には「建築界のノーベル賞」といわれるプリツカー賞をSANAAとして受賞した。代表作にSANAAとして金沢21世紀美術館、米ニューヨークのニューミュージアム、個人では東京のすみだ北斎美術館など。
今回の建築展は、米国とレバノンに拠点を置く建築家ハシム・サルキスさんがキュレーターを務め「私たちはどのように共に生きるのか?」をテーマに、5月23日から11月29日まで開催予定。
〔共同〕