「習氏来日へ意思疎通、緊密に」　日中外相が電話協議

茂木敏充外相は26日夜、中国の王毅（ワン・イー）外相と約40分間電話で協議した。4月に予定する習近平（シー・ジンピン）国家主席の来日に関して、成果を上げられるよう緊密な意思疎通を続けると申し合わせた。

新型コロナウイルスによる肺炎の拡大を巡り、茂木氏は「早期に沈静化することを期待している」と述べた。王氏は中国政府の対応状況を説明し、中国経済への影響は一時的だとの見方も示したという。

茂木氏は在留邦人帰国のための湖北省武漢市へのチャーター機派遣に対する中国側の協力に謝意を示した。王氏も日本からの物資などの支援に感謝の意を伝えた。