石川県で新型コロナの感染を初確認 対策本部を設立
石川県は21日、新型コロナウイルスに感染した男性を確認したと発表した。北陸3県での感染確認は初めて。男性は県内に住む50代の県職員で、12~14日に東京都に出張していた。発症前14日以内に中国への渡航歴はなかったという。県は同日、新型コロナウイルス感染症対策本部を設置した。
男性は16日に発熱し、同日に県内の医療機関を受診。解熱剤で熱が下がったが、再度発熱し、20日に別の医療機関で肺炎と診断された。その後、帰国者・接触者外来を受診後に金沢市内の医療機関に入院し、21日の午後に検査で陽性と判明した。
現在、男性の症状は安定しており、濃厚接触者や行動履歴の詳細の聞き取りを行っている。男性は、12~14日にセミナーの主催者の一員として東京に出張していた。県は「現在調査中」としてセミナーの詳細を明らかにしなかった。