東北電、グリーンボンドの募集開始
東北電力は20日、再生可能エネルギーの整備に使途を限定した債券「東北電力グリーンボンド」の募集を始めた。電力会社としては初の発行で、再エネ事業を強化する。
機関投資家を対象にした社債で、発行総額は50億円。利率は年0.31%で、償還期限は10年に設定した。東北電によると、日本生命保険や東京海上日動火災保険などが投資を表明しているという。
東北電は1000億円規模を投じ、風力発電を中心に出力200万キロワットの再エネを開発する目標を掲げている。再エネ事業の強化とともに、環境保全などを重視する「ESG経営」を求める投資家の取り込みを狙う。