青森のマキュレ、リンゴ茶を台湾に初輸出
食品製造のマキュレ(青森市)は台湾にリンゴ茶を初めて輸出した。現地の「ロイヤルホスト」や「モスバーガー」の店頭で販売する。売れ行き次第では店舗メニューに採用する可能性もある。初回は7000袋を出荷した。台湾では青森県産リンゴが人気だが、生果が中心で加工品は少なかった。新しいジャンルの商品で販売拡大を狙う。
同社のリンゴ茶は青森県産リンゴを皮付きのまま切り、乾燥・焙煎した。ほのかなリンゴの香りと甘みが感じられるのが特徴だ。商品は2008年に発売。青森県が18年に県産品を台湾の仕入れ担当者に紹介したのがきっかけで輸出につながった。
同社の高橋裕孝社長は「県の商談会などを引き続き活用し、販路を開拓する。台湾での現地事務所の設立も視野に入れ、海外ビジネスを展開していきたい」としている。
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