三谷産業、AI開発企業に出資 北陸企業に利用提案
情報システム事業などを手掛ける三谷産業は17日、人工知能(AI)エンジンの社会実装に取り組むネクストリーマー(東京・板橋)に出資したと発表した。出資額は非公表。三谷産業がもつネットワークを生かし、北陸企業が抱える課題に対してAIによる解決策を提案する。
ネクストリーマーは機械学習によるAIエンジンを開発するベンチャー企業で、中小企業でも導入しやすい価格帯でAI製品を提供している。出資後は、同社のAIによる音声認識エンジンを使い、公共交通機関や小売業向けに自動案内システムの提案などを想定する。
2019年5月には三谷産業の金沢本社内に「金沢AIラボ」を設置。ネクストリーマーの社員が1人常駐し、北陸での事業化に向け準備していた。