京成電鉄、旧博物館動物園駅でリアルミュージアム
京成電鉄は1997年に営業を休止した東京・上野の旧博物館動物園駅の駅舎で、24日まで「京成リアルミュージアム」を開催している。駅舎の地上階を現代に見立て、地下に降りていく階段の壁面に年代を遡るように同社の歴史をつづったパネルを掲出した。同駅開業に向けて作成された当時の設計図面も初めて一般公開した。
イベントは創立110周年記念事業の一環。コンコースでは過去に制作した記念乗車券や当時のイベントで使用したヘッドマークなども見られる。
1933年開業の旧博物館動物園駅は、利用者の減少に伴って97年に営業を休止。2004年に廃止された。駅舎やホームはそのまま残されており、18年4月には鉄道施設として初めて東京都の歴史的建造物に選定されている。
24日までの土日祝、午前10時から午後3時30分(最終入場は午後3時)に開催する。入場料は無料。混み合う場合には先着順で時間指定の整理券を配布する。