宇都宮ブレックス、価格変動制を試験導入 Bリーグ初
バスケットボール男子Bリーグ1部(B1)の宇都宮ブレックスは需要に応じてチケット価格が変動する「ダイナミックプライシング」を4月のホームゲーム3試合で試験導入する。ダイナミックプライシングの実施はBリーグで初めて。対戦相手や試合日程によってチケットの売れ行きは異なる。需要予測に基づいた柔軟な価格設定が収益の最大化につながるかを調べる。
4月8日のサンロッカーズ渋谷戦、11~12日の秋田ノーザンハピネッツ戦の計3試合で、自由席や車椅子エリアなど一部を除く全席種が対象。クラブ会員向けの先行販売は通常価格とし、3月1日から一般向けに販売するチケット価格をダイナミックプライシングで決定する。
価格は過去や販売期間中の売れ行きに基づき、ダイナミックプラス(東京・千代田)が独自技術で算出する。価格の変更は不定期だが、1日につき2回以上の変更はしない。
価格高騰を防ぐため上限価格を設ける一方、シーズンチケット保有者がいる席種を除いて下限は設定しない。変動価格制がチケット販売に与える影響を調べた上で、来季以降の本格導入を検討する。