新型肺炎、クルーズ船で新たに39人感染 検疫官も
厚生労働省は12日、横浜港で検疫中のクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」で新たに39人の新型コロナウイルスへの感染が確認されたと発表した。うち1人は10代という。同船の感染者は計174人となり、4人が重症であることも判明。また厚労省は検疫作業に当たった同省の検疫官1人が感染したと明らかにした。
厚労省によると、重症の4人は60~70代男性で日本人3人と外国人1人。呼吸管理や、集中治療室での治療が必要になっている。
検疫官の感染によって同船の乗員・乗客を除く、国内の感染確認は29人となった。感染が確認された検疫官は3~4日に船内での検疫に従事した際、乗客らに健康状態を尋ねる質問票の回収や体温測定を担当していた。5~7日は通常勤務し、9日に熱が出て、10日に受診したという。
検疫官はマスクや手袋を着用していたが、防護服は着用しないルールだった。家族や同僚らについても濃厚接触者として健康状態を調べる。
新型コロナウイルスの感染症法上の分類が2023年5月8日に季節性インフルエンザと同じ「5類」に移行しました。関連ニュースをこちらでまとめてお読みいただけます。
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