秋元議員の保釈決定 IR汚職で東京地裁
カジノを含む統合型リゾート(IR)の参入を巡る贈収賄事件で、東京地裁は10日、衆院議員の秋元司被告(48)=収賄罪で起訴=の保釈を認める決定をした。保釈保証金は計3千万円。検察側は決定を不服として準抗告した。
秋元議員は3日に収賄罪で追起訴され、弁護人が即日で保釈を請求した。弁護人によると、秋元議員は起訴内容を全面的に否認しており、公判で無罪を訴える方針。
起訴状によると、秋元議員はIR担当の内閣府副大臣と国土交通副大臣を兼務していた2017年9月~18年2月、中国企業「500ドットコム」側から計約760万円相当の賄賂の提供を受けたとされる。
東京地裁は10日までに、500ドットコム日本法人元役員の鄭希被告(37)=贈賄罪と外為法違反罪で起訴=と同社元顧問の紺野昌彦被告(48)=同=の保釈も認めた。