バド桃田、右眼眼窩底骨折で全治3カ月
遠征先のマレーシアで交通事故に巻き込まれて負傷し、実戦復帰を目指しているバドミントン男子シングルスの桃田賢斗(NTT東日本)が右眼の眼窩(がんか)底を骨折し、手術を受けていたことが8日、分かった。所属先のNTT東日本が発表した。同社によると、全治は約3カ月の見込み。
同社や日本バドミントン協会によると、桃田は3日から代表合宿に復帰。4日に本格的な練習を開始したところ、「シャトルが二重に見える」と違和感を訴えた。合宿を離脱し、7日に精密検査を受けたところ「右眼眼窩底骨折」との診断だったことから、8日に緊急手術を行ったという。
日本代表の朴柱奉監督は「今回の事は驚いている。焦らず治療に専念してほしい」とコメント。今後は経過をみながら練習の再開時期を探る。当初、復帰戦とみられていた3月の全英オープン(11~15日、バーミンガム)は欠場する。東京五輪への影響も懸念される。
桃田は新年最初の大会だった1月12日にマレーシア・マスターズで優勝。同月13日早朝に帰国のためワゴン車に乗って空港に向かっていたところ、事故に巻き込まれた。帰国後はしばらく静養し、3日から代表合宿に参加していた。