宇都宮市、19年ギョーザ購入額で首位 浜松市から奪還
総務省が7日発表した2019年の家計調査で、宇都宮市のギョーザの1世帯当たりの購入額が浜松市を抑えて2年ぶりに日本一となったことがわかった。浜松市は16年まで3年連続トップだったが、17年に宇都宮市が奪還。18年に浜松市が返り咲き、両市で長年にわたって首位争いを繰り広げている。
家計調査によると、県庁所在地と政令市のギョーザの1世帯(2人以上)あたりの購入額は、宇都宮市が4359円、浜松市が3506円だった。購入額は専門店や小売店の総菜などが対象で、冷凍ギョーザや外食は含まない。
宇都宮市は「餃子のまち うつのみや」を掲げて観光振興に生かす。18年にはギョーザ店が集まる通りを「餃子通り」と命名し、ギョーザ柄のマンホールなどで飾った。
佐藤栄一市長は「国内外から訪れるお客に、ギョーザをはじめとした本市の魅力を発信したい」とのコメントを発表した。
一方、浜松市の鈴木康友市長も「今後も両市が中心になって日本のギョーザ文化を盛り上げていきたい」とのコメントを出した。