アジャイルメディア系、属性に応じ動画作り分け
マーケティング支援のアジャイルメディア・ネットワーク傘下のクリエ・ジャパン(東京・港)は、企業の動画作りを支援するサービス「e-Atena(いー!宛名)」を始めた。視聴者の属性などに合わせて、表示される宛名やメッセージなどが異なる動画を自動で作り分けられる。
あらかじめ企業が用意した動画素材に対して、冒頭と最後の文字や画像を自動で振り分けられる。例えば化粧品の販促動画の場合、年齢に応じて「30代はお肌の曲がり角」や「年齢をあきらめない50代の肌へ」など、顧客の年齢に合わせて表示するメッセージを出し分ける。視聴後に誘導するウェブサイトも属性別に設定できる。
クリエ・ジャパンは動画作成エンジン「PRISM(プリズム)」などを手掛ける。これまでも顧客に応じた個別の動画が作れるサービスを提供してきた。
いー!宛名もプリズムを利用する。個別で作り分ける部分を冒頭と最後の文字などに限定し、従来よりも低いコストや期間で動画を作れるようになったという。共通素材を含めた計2分間の動画を1000人分作り分ける場合、25万円・5営業日で提供できるという。オプションで視聴の効果測定にも対応する。
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