五輪・パラ大会中、周辺の駐車場予約制に 2.4万台分
国や東京都は28日、東京五輪・パラリンピック大会の期間中、競技場周辺で最大約2万4千台分の駐車場を予約制にすると明らかにした。予約専用サイトで大会2週間前から受け付ける。マイカー流入を抑えるため、主要駅で鉄道に乗り換える「パーク・アンド・ライド」の推奨エリアも示した。
国と都、駐車場運営会社などでつくる「駐車場対策協議会」で明らかにした。予約制は国立競技場(東京都新宿区)や選手村(中央区)など33施設の周辺が対象になる。業務で競技場周辺に立ち寄る場合などに駐車場を予約してもらう。個人経営の時間貸し駐車場にも予約制導入に協力を求める。
観客にはマイカーの利用を控え、公共交通で移動するよう呼びかける。郊外からのマイカー流入を抑えるため、外環道と圏央道の間をパーク・アンド・ライド推奨エリアに設定。主要駅近くの駐車場に車を止め、鉄道に乗り換えてもらう。今後、鉄道各社と協議し、割引などの促進策を取り入れる。