みなと銀と兵庫県立大、データサイエンス活用で連携
みなと銀行と兵庫県立大学は28日、データサイエンス分野で連携協定を結んだと発表した。みなと銀が性別や年齢、郵便番号など約10種類の情報を匿名化した顧客データを提供。県立大の研究者が分析する。学生のスキル向上にも役立てる。
まずはみなと銀のコールセンターからの電話案内について、顧客が最も在宅する時間帯を割り出し、的確な営業活動に生かす。服部博明頭取は「分析結果は実務で使い、顧客満足度を高めたい」と話した。県立大の太田勲学長は「地域を引っ張る人材を育て、地域活性化に貢献したい」と話した。
両者は地域活性化で2015年に連携協定を結んでいたが、データサイエンス連携にあたり、個人情報保護の必要性などから協定を結び直した。県立大は兵庫県信用農業協同組合連合会(JA兵庫信連)ともデータサイエンス分野で連携協定を結んでいる。
地方銀行や信用組合、信用金庫の最新ニュースをまとめました。人口減少が進む地方で経営統合による経営力強化や新規事業、地方企業育成などを進める各金融機関の最新ニュースや解説をお届けします。
関連企業・業界