政府「ログ確認してない」 桜見る会名簿データ廃棄
内閣府は24日、首相主催の「桜を見る会」に関する野党追及本部会合で、招待者名簿の電子データ廃棄を巡って廃棄期日を特定するために野党が開示を求めているログ(記録)の有無を実際に確認はしていないと明らかにした。野党は「ログを確認していないのであれば、名簿は廃棄されていない可能性がある」と指摘した。
政府はこれまで、ログが残っていると説明する一方、開示については「第三者による不正侵入や不正操作などを検知する重要な材料になり、内容を明らかにすれば不正侵入などを助長する恐れがある」として拒否している。
会合で内閣府の酒田元洋総務課長は、ログの確認をせずに残っていると野党に説明してきた理由について「ログは自動的につくられると聞いており、実際に見て申し上げたのではない」と釈明。名簿の電子データはルールに従って既に廃棄したと重ねて述べた。
〔共同〕