新潟のカネコ総業のマグネット式箸 ドイツで拡販
木材加工のカネコ総業(新潟県三条市)は磁石で持ち手部分を固定して使える菜箸をドイツで拡販する。2月にドイツのフランクフルトで開かれる世界最大の日用品見本市「アンビエンテ」に出品する。使い勝手の良さをアピールし、海外の飲食店関係者の需要を取り込む。
同社が拡販する菜箸「YORI-SO(よりそう)」は長さ25~30センチで、材質は竹や希少性が高い「ウオールナット」の2種類を用意する。価格は5000~1万円。
同社によると、欧州や北米では客席から調理場が見えるオープンキッチンの日本料理店が増えており「料理人の箸さばきも注目されている」。持ち手部分に小型の磁石を複数埋め込んだ「よりそう」は箸先が正確に合い、ピンセットのように使えるという。和食の繊細な盛り付けも手軽にできることを訴える。