新潟県内の鉱工業生産、19年11月は5%低下
新潟県が21日に発表した2019年11月の鉱工業生産指数(速報値、2015年=100、季節調整済み)は前月から5.0%低下の99.4だった。全15業種のうち13業種で下がり、全体の指数は3カ月ぶりに前月を下回った。県統計課は生産動向の基調判断を「弱含んでいる」として据え置いた。
生産指数の押し下げへの影響度合いが大きかったのは、設備投資の影響を受けやすい汎用・生産用・業務用機械工業だ。前月からは11.6%低下した。前月に指数が大幅に上昇していた反動が出たもようだ。
化学工業も前月から8.6%下がった。原油や天然ガス鉱業の生産が好調で10月の指数は上がっていた鉱業も、11月は21.1%低下した。
県統計課は「前月から比べると指数の減少幅が大きく見えるが、生産活動全体の傾向に大きな変化はない」などとして基調判断の据え置きを決めた。