長野県信組、貸出金残高2%増の3023億円、19年12月末
長野県信用組合(長野市)が21日に発表した2019年の4~12月期の経営情報によると、19年12月末の貸出金残高が3023億円と前期末に比べて2%増えた。女性活躍など地方創生に絡むローンの引き合いが強く、新規顧客を開拓した。18年11月に開設した箕輪支店(箕輪町)も寄与した。預金残高は2%増の9364億円だった。個人の定期預金などが伸びた。
有価証券の評価益は423億円で4%増えた。同期間で為替が円高に振れたものの、米国金利の低下や国内株の上昇などが貢献した。
不良債権比率は0.24ポイント高い3.07%となった。4~9月期に大型の取引先で債務者区分を引き下げたことなどが響いた。
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